ここ数ヶ月わたしの一番の心配事は仙台に住む次男の就活のことでした。
次男は今大学院で修士2年生です。
今年に入ってからずっと就活をしていますが未だに内定をとれずにいます。
就活の進捗状況については何かあれば自分から連絡するからあまり聞いてこないでと言うことだったので、あまり聞かないようにしていました。
面接を受けると言っていてもその後連絡がなかったりで、ああ、だめだったんだなあと思うことが多くありました。
先週電話したときに少し就活のことを聞いてみました。
すると
「これから社会に出てがんばっていこうと思っているのに、受ける会社すべて落とされ、自分は世の中に必要のない人間だと思えてきた」
「エントリーシートで通ってもweb面接で落とされる。自分は人間的にだめだ」
「結局面接で落とされるならどこを受けても落ちる」
「どうせ自分なんて。どうせ無理だ」
このようにとても悲観的になっていて、完全に自信を失い落ち込んでいるようなのです。
子どものときから繊細で傷つきやすいところがあり、思春期や受験の時も心療内科に連れて行ったほうがいいかと悩むほど、心身が弱ってしまうことがありました。
今研究室で、同期は2人で女子、しかも就職も決まっているそうで、近くに就活について話したり相談する相手もいないようです。
コロナの影響で友達に会ったりすることもできないし、自分から電話やLINEで相談するタイプでもありません。
真面目で何事も一生懸命がんばる子なんですが、おとなしい面もあるのでWEB面接では本当の彼のよさが伝わりにくいのだと思います。
「必ずいいところを見つけてくれて採用してくれる会社はあるよ」
「今までの面接はたくさん練習できたと思えばいいよ」
「長い人生なんだから、1,2年たちどまってもいいんだよ。
大学院に残り研究を続けながらゆっくり就活してもいいんだよ。
選択肢はひとつじゃない。
どんな道を選んでもお父さんとお母さんは全力で応援するし、サポートするよ」
私も一生懸命、彼を励ましたつもりです。
でもその励ましがかえってつらいのか、
「おかあさん、心配かけてごめんなさい」と大泣きするのです。
浪人して第一志望の大学に落ちたときも
「おかあさん、ごめんなさい」と泣いていたなあ、あの時と同じだなあと
ぼんやりと思いながらわたしも一緒に泣きました。
なぜこんなときにも親を気遣うのだろう。
いちばん辛いのは息子なのに。
どうしたらいいんだろう。
ひとり暮らしでふとしたときに命をたってしまうようなことになったら・・
心配で心配でわたしまでこの一週間は夜も眠れないし食欲もなく過ごしています。
お願いだから
おかあさん、ごめんなさいって言わないで
俺は世の中に必要のない人間だなんて言わないで
今つらくても生きていて
とにかく元気で生きていることがおかあさんの願いです。