白鳥を弾くまで

チェロを弾きながら穏やかに軽やかに暮らしたい主婦のブログ

次男の将来について話し合いをしました

お昼前に大阪を発って仙台に着いたのは夕方。
仙台駅の地下街のスーパーで食材の買い物をして、息子の家に向かいました。

どんな様子か心配でしたが、家に着くと息子は部屋の片付け、掃除をしていました。
掃除する元気があるんだととても安心しました。

ゴミ袋が積み上がっていたので、わたしが来ると思ってよっぽど片付けたんでしょう。
でもまだまだきれいとは言いがたいので、一緒に掃除を手伝うことにしました。

ある程度片付いたので、おみそ汁だけ作って買ってきたお弁当を食べました。
元気をつけてもらおうと、うなぎおこわのお弁当です。
いろいろこれからのことについて聞きたい気持ちはいっぱいでしたが、ここは楽しく食事ができるように差し障りのない話をしました。

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食事も終わり、いよいよこれからのことについて話し合いをすることに。

わたしと夫、息子の研究室の教授の意見

  • 秋に研究職の公務員試験を受ける
  • 就職浪人をしても来年の就活も厳しい状況なので、博士課程に進み3年後に就活をする

息子の気持ち

  • 就活をしてみて、TOIECの点数や自分の研究実績など足りないところがあった。もっと自分のスキルを積み上げたい
  • 受けたところがそもそも博士課程卒でないと採用されないところが多かった
  • 本当は以前から博士課程に進みたい気持ちがあったが、周りが就活するものという雰囲気になっていて言い出すことができなかった
  • 自分が今一番、楽しいと感じ生き生きとしているのは実験、研究をしているとき。博士課程に進みさらに勉強、研究がしたい
  • でも親にこれ以上の経済的負担をかけることができない
  • 3年後は企業の研究職に就職するか、大学に残り研究員になりたい
  • 実は必ず就職すると約束したら内定を出すと言ってくれる会社があるが、あまりそこには行きたくない(これってオワハラですよね?)

結果として親の気持ち、息子の気持ちが一致し、息子は大学院で博士課程に進学することになりました。

親としては娘も次男も来年大学を卒業し、学費の負担がなくなり、やっと楽になると思っていました。

さらに大学院に3年・・・となると、確かに負担が大きいです。
でも生きる希望を失って病気になってしまいそうな、息子の姿を見るよりは、自分の行きたい道に進み生き生きと過ごす姿を見ているほうがよい。

わたしたち夫婦の生き甲斐は子どもたちが行きたい道に進めるようにサポートすること。
そのために一生懸命働いています。

あと少しがんばりたいと思います。

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幸い、今年度、息子の授業料が免除になりました。
大学院では授業料の免除であったり、奨学金であったりいろいろな支援が充実しています。
これからいろいろ調べて申請できるものは申請し、少しでも経済的な負担を軽くなるようにするから・・約束してくれました。

新たな将来に向かって動き出した息子はだんだん元気になってきました。
初めて息子の研究している内容をパソコンの画面を見ながら、教えてもらいました。

研究のことを話す息子は生き生きとして・・
本当に研究が好きなんだなと思いました。