白鳥を弾くまで

チェロを弾きながら 海外単身赴任の夫の帰りを待つ妻のシンプルライフ

浪人し第一志望の大学へ行けなかった息子と母の物語

先週次男の大学の卒業式がありました。

そのまま大学院に進学しますし、遠方なので行かなかったですが、ネット配信されたのを観ました。

交響楽団の彼は卒業生にもかかわらず演奏に参加
パートの人数が足りないためです。
入学期でもまた演奏する予定です。

まあ、じっと席に座っているよりも演奏している方がずっといいと言っていました。

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浪人し、第一志望の大学の合格だけを夢見て一生懸命がんばってきた次男ですが、かなわず第二志望の大学に行くことになりました。

後期試験での合格発表は3月末で入学式まで一週間ぐらいしかない状態でした。
合格発表の後、夜行バスで夫とわたしと息子三人、仙台に向かい入学準備や家探しに走りまわりました。
大学生協から紹介されたアパートはもういいところがなく、地元不動産屋さんを巡ってようやく今のアパートを見つけました。

次男が住んでいるアパートは新築で4月に完成するかどうかわからないということでまだ部屋が残っていたのです。
アパートを見に行くと、本当にあと一週間で完成するの?と思うくらい工事の真っ最中でした。
でも条件は文句なかったので、しばらくはホテル住まいも覚悟して今のアパートに決めました。
ぎりぎり4月に完成し、入居することができました。

今、これだけ片付いているか知りませんが12畳のワンルームです。

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左の扉がトイレ、右が洗面所、脱衣所、お風呂です。

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アパートを見に行った日は3月末だというのに吹雪いており、やはり東北なんだ・・大変なところに来てしまったなあ・・と心配になりました。

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(工事中のアパートの前の次男。雪の中に吸い込まれて消えてしまいそうだった)

 

 第一志望に落ち、ショックから立ち直れないまま遠い土地に行ってしまった次男のことが心配でたまりませんでした。

第一志望の合格発表の日に「死にたい」と言って泣いた次男
「おかあさん、ごめん」言って泣いた次男

やさぐれてはいませんでしたが、自分はだめな人間だと思っているようなところがあり、発作的に自殺でもしたらどうしようといつも心の片隅で恐れていました。

でも「死んだらお母さんや家族がどんなに悲しむかわかっているから絶対にしない」と約束してくれていたので、息子を信じていました。

 

それから、いつもあなたのことを想っているよ、がんばれの気持ちを込めて、月に1~2回「母の愛便」を送っています。

先週も卒業祝い(?)に送りました。

 さあ、箱に全部入るか?腕のみせどころです。

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 入りました 

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大学に入って1~2年はまだ元気がないように思いましたが
3年生くらいから、美しい仙台の町ややさしい人たちに癒やされ、
やりがいのある勉強、交響楽団など大学生活が楽しいものになってきたような気がします。

年2回の交響楽団の演奏会にも必ず夫と行って、息子の部屋に泊まり大掃除をしたり、ごはんを作ったりしました。

この春からは大学院生として新しい研究室に入ります。
「どんな経験も人生の無駄にならない。自分の置かれた場所で精一杯がんばりなさい」
と、この四年間、自分にも息子にも言い聞かせてきました。
これからも遠く離れた次男にエールを送り続けたいと思います。

卒業おめでとう
入学おめでとう

Bloom where God has planted you.
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。

「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください」
結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。 

 

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