白鳥を弾くまで

チェロを弾きながら穏やかに軽やかに暮らしたい主婦のブログ

チェロの新しい弓を買いました

先月チェロの発表会に出ました。
他の生徒さんの演奏を聴いたり自分の演奏の録音を聴いて思ったこと。。

それはわたしの音って平べったくてボリュームがないなあということでした。

自分が思うよりも強弱もついていないしビブラートもかかっていない・・

技術的なことが半分以上原因かと思いますが、もっといいチェロや弓を持ったらどんな感じなのかなと思うようになりました。

先生にこのことを相談するとどちらかと言えばチェロより弓を替えるのが先ではないかと・・

先生がいつも通っているストリングハウスへ連絡してくださり
今よい弓が入っているので見に行きませんかということでした。

Christian Wanka作の弓です。
 Wankaについて詳しくはこちら↓

rokkomann.co.jp

工房はマンションの一室に構えており、知っている人しか訪れることはないと思います。
先生は長年その工房とおつきあいがあり、ご自身や生徒さんのチェロを作成してもらったりもしています。
発表会でもその工房作のチェロを演奏している人がいましたが、本当によい音でわたしも作って欲しいと思うほどでした。
実際これを見て注文してしまった人も人もいるそうです。

そこでChristian Wankaの弓を2本出してもらいました。

・・・どちらにしても高額です。
どう違うかはよくわかりませんが重さが82gと79gでした。

3g差・・・ってたいしたことがないように思いますが実際弾いてみると全然重さが違うのです。

先生に弾いていただくと重い弓はボリュームがありきりっとした音
軽い弓は繊細でよく歌う感じ・・

わたしも弾かせていただきましたが重い弓は軽い力で大きい音を出せると感じました。
ただ長時間弾くと疲れそう・・
重い分移弦が難しい気がしました。
軽い弓はわたしが今持っている弓が80gなのでそこまで重さの差は感じませんでした。
でもやはり軽いので自分の腕の重みをしっかりのせ、コントロールしないといけなさそうです。

何度も試奏しているとどちらがいいのかわからなくなってきます。

先生は軽い弓のほうがいいのではとすすめてくださいました。

わたしも自分が演奏したいのはどんな音だろう?と考えました。
優しく淡い音で歌うように演奏したいという目標と
これからどんどん年を取ってパワーもなくなるので軽い弓のほうが負担がないだろう。

・・・ということで軽い弓を購入しました。

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左が新しい弓(消費税5万とあと1万値引きしてくれ48万でした)

右が古い弓(クノール 8万円でした)

比べると弓のそり具合が違いますし使っているパーツも高級感があります。

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人生で自分のためにこんな高額な買い物をしたのは初めてです。

一生チェロは弾ける限り弾いていたいと思います。

わたしが弾けなくなっても娘が受け継いでくれるでしょう。

大切に、弓に恥ずかしくない演奏ができるように練習したいと思います。

 

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